風鳴月~かざめいげつ~

オリジナル創作サークル「風鳴月~かざめいげつ~」のブログ。

次回出展予定は未定です。

仕事のドタバタに重なってしまって結果発表が遅くなりました。みなさま大変お待たせしました~~!!!
なんの節目でもなく突発的に始めた今回の人気投票、さっそく結果発表していきたいと思います。


まず、今回頂いた最終数……51投稿!!!

キャラクターごとの票数に直すと……88票!!!!

本当に本当にたくさんの投票、ありがとうございました~~~!!!!
前回の中間発表時点で投稿数が19、票数が31だったので追い上げがすごいです!!!

じらすのが苦手なので、さっそく順位を発表します。

栄えある第1回キャラクター総選挙の第1位は……


第1位

荒神紅介(High and Low!) 10票


おバカでした~~~~!!!!!!!!! これで名実ともに或のキャラクター看板息子に……!!!
ちょうど1話目を上げたタイミングだったのもあるかもしれませんが、飾り気のないおバカ主人公ということで、意外に支持していただけてました。ありがとうございました。

以下順位はこんな感じです。


第2位

朔前冷弥(High and Low!) 9票


おバカの相棒が僅差で2位に!! おバカとその相棒は結構「おバカコンビ」として入れてもらってたので、やはりふたりが一緒にいるのがいいんでしょうか。ありがとうございました。


第3位

平沢大雅(神四路B/W) 7票


トラこと平沢大雅にもたくさん票頂いてました! 神四路の中ではトラがダントツ人気でしたね。
作者のひいきが目に見えるようだ……主人公じゃないのにね……!!


4位以下は同率も多いのでまとめさせていただきます!
以下のとおりでした、みなさまありがとうございます!!


第4位

ノア(ノアとファニー) 5票


第5位

ライハ・ウェルズ(白鹿亭冒険記譚) 4票
クロ(白鹿亭冒険記譚) 4票
ヴィニ・シェパルド(Selenite) 4票
ファニー(ノアとファニー) 4票
秋月陽鷹(ひだかとしお) 4票
春川枝桜(ひだかとしお) 4票


第6位

ファル・ルイス・フェルナータ(白鹿亭冒険記譚) 3票
エリータ・メイルート(白鹿亭冒険記譚) 3票
神崎流琉(Selenite) 3票
パウリナ・パウリィ(エタツイ) 3票
葉澄誠司(ハーベストブレンダー) 3票
野々宮葵(ハーベストブレンダー) 3票


第7位

ローゼル・フェルクラウト(白鹿亭冒険記譚) 2票
アニス・エアード(白鹿亭冒険記譚) 2票
風月 或(作者) 2票


第8位

レン・カインズ(赤昇亭の冒険者) 1票
今野山吹(神四路B/W) 1票
長谷川唯映(神四路B/W) 1票
春日雪晴(雪柳はただ風に舞う) 1票
蒼井風夏(雪柳はただ風に舞う) 1票
丹羽秋祐(雪柳はただ風に舞う) 1票
矢祭秋葉(High and Low!) 1票
ギー(エタツイ?) 1票
蓮覚寺直(こんぺいとうデイジー) 1票


キャラクター数で言うと(一部キャラクターじゃないですけど)28キャラに入れてもらえてるんですね。キャラクター多いな……!
キャラばっかり多くて……本編もがんばりたいですね。


人気投票すっっっごい久しぶりにやったんですけど、温かいコメントもたくさん頂いててリアルに何回か泣きました。改めてお時間頂いて、たくさんの投票ありがとうございました。
近日中に紅介が主人公の掌編を書き下ろしたいと思います。コメディがいいかな、シリアスがいいかな。悩ましいですね!

創作は自身の中の衝動とか妄想をただひたすらアウトプットしているだけで、それでもたくさん読んでもらえたり見てもらえたりしているのって本当にありがたいなって思います。今はちょっと仕事が全然落ち着かないんですけど、本編もっと上げたいね……小説書きたいですね……

これからもノロノロとした歩みですが、頑張りますのでよろしくおねがいします!!!


せっかくコメント頂いてとても嬉しかったので、続きで頂いたコメントにお返事してます。
コメント寄せてくださった方よかったら続きも見てってくださいね。

長々とありがとうございました~~!!!!


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■白鹿亭冒険記譚■ □白鹿亭小話~春の話□


 窓から差し込む柔らかな日の光に、ローゼルはついと目を細めた。白鹿亭一階の食堂兼酒場で読書を始めてから数時間、没頭している間に客は移り変わり、今はローゼルしか残っていない。読み始めたときに出してもらった紅茶はすっかり冷めきっており、流れた時間を感じさせた。

 図書館に借りた本は、今読み終わったもので最後だった。すっかり手持ち無沙汰になってしまって、ひとりの宿を見回す。夕食の仕込みに取りかかっている宿の亭主を呼ぶのも気が引けて、ローゼルは冷めた紅茶を飲みながらどうしたものかと思案した。

「あれ、ローゼルひとりか」

 宿の二階から降りてきたのは仲間のライハだ。眠そうにあくびをかみ殺しながら、カウンターに座っていたローゼルのところまで歩み寄ってくる。もう昼食時もすっかり過ぎているというのにのんきなものだ。

「ずいぶんとよく寝ていたようで。あなたが起きないから、みなさん方々出かけてゆきましたよ」
「ウェスタリアのことわざにもあるだろ。春眠暁を覚えずってな」

 それにしても寝すぎでは、と思ったものの、昨日夜遅くにひとりの依頼から帰ってきたばかりだったのを思い出したのでそれ以上は言わなかった。ライハはカウンターの中に亭主を探し、奥の厨房を覗き込んでからローゼルに尋ねた。

「親父さん、仕込み中か」
「みたいですね」
「じゃあ、外で食うかな……ローゼルも行くか?」

 ジャケットを羽織って当たり前のように誘ってきたライハに渋面を返すと、ライハは苦笑しながらローゼルの手元の本を指さした。

「それ、読み終わったんだろ。ついでに図書館寄ろうぜ」
「……あなたの食事がついでです。仕方ありませんね」

 つっけんどんに言いながら立ち上がり、ローブを羽織る。返却する本を入れたショルダーバッグは肩にかけようとしたらライハが持ってくれた。そういう、さりげないところに腹が立つ。

「もちろん、私のお茶代はおごってくれるんですよね? 昨日報酬頂いてましたし」
「その報酬はエリータがツケた酒代に半分以上消えるんだが……ま、たまにはいいか」

 ドアを開けると、春の香りがそっと鼻先をくすぐった。あの塔を出てからはじめての春だ。柔らかい日の光、色とりどりに咲き誇る花々に集う蝶々、風に乗ってほのかに香る花と新緑の香り。人々が活気づくのもわかる。春は、美しい。あの頃は、そんなことさえ知らなかった。

「春は、花がたくさん咲くのですね」
「塔の庭には咲かなかったのか? じゃあ、帰りに東の森林公園にでも寄るか。色々咲いてて見ごたえあるぞ」
「ライハがそこまで言うなら付き合ってあげましょう」

 口ではそう言いながら、ローゼルの心は春に踊る。賑わう通りをライハと歩きながら、ローゼルは花が咲くように口元をほころばせていた。


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■白鹿亭冒険記譚■ □白鹿亭小話~屋根裏部屋の温かな日□


 クロは、読書が趣味だ。レイアが不在で修業が休みの日は、家の書庫にある本を片っ端から読む。お気に入りの場所は屋根裏部屋の窓際で、柔らかな日の光を感じながらひとり静かにページをめくるのが好きだった。日光で温められた部屋は心地よく、時折うつらうつらしてしまうこともある。その日もクロは本を膝に載せたままうたた寝をしていたようで、目が覚めたときには肩にブランケットがかけられていた。

 誰が、と思い部屋を見回すと、旅に出ていたはずのライハがすぐ隣に寝ていたので、クロは驚いて膝から本を滑り落した。その音に、彼の長いまつ毛が震えて瞼が持ち上がる。

「ん……あ、クロ、起きたか。はよ」

 あくびをかみ殺しながら上半身を起こして体を伸ばすライハに、クロは咄嗟に言葉が出てこなかったのでとりあえずうなずいた。おはようを返すべきか、おかえりが先か、ブランケットの礼を言うべきか。言葉が喉の手前で渋滞を起こしたように、どの言葉も出てこない。

「お前が気持ちよさそうに寝てたもんだから、つい出来心で横んなったら俺も寝てたわ……屋根裏、いい場所だな。気に入んのわかる」

 銀の瞳を細めて笑った顔が少し照れている。自分の気に入りの場所がライハに褒められたことが嬉しくて、クロの頬もぽっと火照った。

 ライハはそんなクロの頭をわしゃわしゃとかき回すと、再びゴロンと横になった。

「飯の時間までまだあるし、本、続き読むんだろ。俺もいていいか?」

 いていいかもなにも、元々ここは彼の両親の家で居候しているクロには断る理由がない。それに、久しぶりにライハとゆっくりできるのは純粋に嬉しい。

 うなずくと、ライハは柔らかく微笑んで再び瞼を閉じた。旅疲れなのか両親の家で緊張が解けたのか、寝息はすぐに聞こえてくる。クロは肩にかかっていたブランケットをライハにそっとかけ、ぽつりと言葉をこぼした。

「……ありがとう、おかえり、おやすみ」

 聞こえていたのか、ライハの表情が心なしか緩む。

 ライハが起きたらもう一度ちゃんと言おうと心に決めて、クロは本のページに視線を戻した。温かな日の光が差し込むお気に入りの部屋は、隣に誰かがいるだけでもっと温かなものになる。その温かさを心地よく思いながら、クロは本のページをめくった。


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